夏休みの宿題「読書感想文」、題名で悩んでいませんか?
夏休みの宿題としてよく出される「読書感想文」。
本を読み終えて内容を書き上げた後、ふと「感想文のタイトルってどう付ければいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?
もちろん、「○○を読んで」といったシンプルなタイトルでも問題ありません。
ですが、それでは少し平凡すぎて、他の人と同じような印象になってしまうこともありますよね。
どうせなら、ひと目で注目されるようなタイトルを付けて、先生や友達から「この人、センスあるな!」と思われたいところです。
そこで今回は、読書感想文にふさわしいタイトルの考え方や具体的なアイデアをご紹介します!
簡単で使いやすい方法から、ちょっと工夫を凝らしたユニークなタイトル例まで幅広く取り上げていますので、小学生から大学生まで、ぜひ参考にしてみてくださいね。
読書感想文のタイトルの付け方とアイデア例
シンプルなタイトルの付け方
まずは、どんな本にも使える最もシンプルなタイトルの付け方をご紹介します。
やり方はとても簡単。「読んだ本のタイトルをそのまま活用する」だけです。
「タイトルを考えるのが面倒」
「とにかく簡単な方法が知りたい」
という方にぴったりの方法です。
【タイトル例】
- 一瞬の風になれを読んで
- ホームレス中学生から学んだこと
- 赤毛のアンと私の物語
- 蜘蛛の糸に感じた教訓
- 羅生門についての私の考え
これらの例に出てくる本のタイトル部分を、自分が読んだ本に置き換えれば完成です!
この方法は、どんなジャンルの本にも応用できるため、とても便利です。
ただ、「○○についての私の考え」のような表現は少し大人向けに感じられるかもしれません。
小学生の場合は、もう少し簡単で素直な表現にすると良いでしょう。
本のテーマを取り入れた付け方
本のテーマを活かしてタイトルを工夫しよう
読んだ本にはそれぞれ独自のテーマがありますよね。
そのテーマをうまく活用してタイトルを考えると、印象的な題名に仕上がります。
この方法では、本のタイトルをそのまま題名に含める必要がないため、「タイトルが長すぎて困る」といった場合にも便利です。
ここでは、テーマごとの具体的な例をご紹介します。
さらに、それぞれのテーマで感想文を書くときのポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください!
【友情をテーマにした場合】
タイトル例:
- 友達の大切さ
- いじめをなくすために私たちができること
- 仲間がいたから乗り越えられたこと
- 親友とケンカした日のこと
- 私の親友〇〇さん
友情がテーマの本を書くときは、感想文の中に自分の友達とのエピソードを入れると、より具体的で読みごたえのある内容になります。
また、タイトルに友達の名前を入れると、個性が光る題名になりますよ。
【人との出会いや感謝をテーマにした場合】
タイトル例:
- 感謝を伝えたい人へ
- 「ありがとう」がくれた魔法
- 私の人生を変えた出会い
- あの人との出会いがなかったら…
- お母さん、いつもありがとう
感謝をテーマにする場合、特に小学生は身近な家族への感謝を題材にすると書きやすいでしょう。
例えば、日頃お母さんにしてもらって嬉しかったことを思い出してみてください。そこから、「もしお母さんがいなかったらどうなるだろう?」と想像してみるのも良いでしょう。
最後に「いつもありがとう」と感謝の気持ちを込めて締めくくれば、簡単にまとまりのある感想文が書けますよ。
【夢や挑戦、部活動をテーマにした場合】
タイトル例:
- 夢をあきらめない力
- インターハイへの道
- サッカー選手を目指して
- 私の夢とは何か
- 自分らしい生き方を求めて
部活やクラブ活動をしている人は、自分の目標や夢をそのままタイトルにするのがおすすめです。
ただし、部活をテーマにする場合、必ずしも「目標に向かって頑張る」内容である必要はありません。
例えば、部活で経験した困難(キャプテンとしての責任、補欠としての苦悩、試合に勝てない挫折)などを書いてみるのも良いでしょう。
もし具体的な例が知りたい場合は、部活動をテーマにした作文の参考資料を活用するのもおすすめです。
【戦争や平和をテーマにした場合】
タイトル例:
- 8月6日を二度と繰り返さないために
- 忘れないでほしい「黒い雨」
- 平和な世界は実現できるのか
- 戦争がもたらす悲劇と平和の尊さ
- 平和のために今、私ができること
戦争や平和をテーマにした読書感想文は、テーマが明確なため書きやすいジャンルです。
多くの場合、命の尊さや平和の意義を主軸に書くことができるので、内容をまとめやすいでしょう。
本に描かれた具体的な出来事やエピソードを取り入れると、より説得力のある感想文に仕上がります。しっかり本を読んで書くようにしましょう。
本の感想をそのまま題名にする方法
本を読んで心に残ったことや感じたことを、そのままタイトルにするのも効果的な方法です。
ポイント:
- 自分の感想を素直に表現する
- 短く簡潔にまとめる
- マイナスの感想でもOK(理由を本文で説明する)
タイトル例:
- 『ハッピーバースデイ』に救われて
- 人生を変える一冊『ビリギャル』
- なぜ私は『時をかける少女』が好きではないのか
こうしたタイトルは、感想文の書き出しにもそのまま使えます。
たとえば:
「私は『ハッピーバースデイ』に救われました。その理由は~~~」
「人生を変える一冊は『ビリギャル』です。なぜなら~~~」
「『時をかける少女』が好きではない理由は3つあります。まず1つ目は~~~」
タイトルを起点にすることで、本文の構成がスムーズになります。まだ感想文を書いていない人は、ぜひこの方法を試してみてください!
主人公の名前を活用する
読んだ本のタイトルに主人公の名前が含まれている場合や、主人公が広く知られている場合は、題名にその名前を取り入れるのも効果的な方法です。特に、自伝や伝記におすすめです。
さらに、主人公の特徴や物語の重要なポイントを組み合わせると、書きやすい題名になります。
タイトル例:
- 坂本竜馬と友達になりたい
- メロスの行動に納得できない理由
- 桐島と私を重ね合わせて
- ルフィの強さの秘密を探る
- 僕が一番好きな戦国武将、織田信長
著名人や歴史上の人物が登場する本の場合、その人物の功績や名言を調べ、それを基に感想文を書くとスムーズです。調べるだけで文章が広がるので、効率的に内容をまとめられます。
著者名を取り入れる
本の著者が有名であれば、題名にその名前を取り入れるのもユニークなアイデアです。この場合、本文でどの本について書いているのかを明確に説明するようにしましょう。
タイトル例:
- もし私が乙武さんだったら
- サリンジャーとの出会いが私を変えた
- 太宰治の『人間失格』から見えたもの
著者名を使ったタイトルは、その作家の人生や他の作品についても言及できるため、感想文に深みを加えることができます。
疑問形を使う
疑問形のタイトルは、少し変わった印象を与えるため、読者の興味を引きやすくなります。また、疑問形を使うことで内容に説得力を持たせることもできます。
タイトル例:
- もしこの世界から〇〇が消えたらどうなるのか?
- 僕のうっかりミスをなくす方法はある?
- お父さんがいなかったら私はどうなる?
- 読書感想文って本当に必要?
- なぜ人を傷つけることはいけないの?
ポイントは、「感想文で最も伝えたいこと」を疑問形にすることです。例えば、「友情の大切さ」がテーマなら、「友達がいないとどうなるの?」「なぜ友達と仲直りするべきなのか?」といった題名にすることで、内容がより伝わりやすくなります。
タイトルの方向性と感想文の結論を最初に決めておけば、本文もスムーズに進められます。ぜひ試してみてください!
否定的な表現で目を引く
注目を集めるタイトルを作る方法として、あえてネガティブな表現を使用するのも効果的です。
否定的なタイトルには強いインパクトがあり、「どうしてそう思ったのだろう?」と読者の関心を引きつける力があります。
タイトル例:
- 人の膵臓を食べたいなんて理解できない
- 宿題はこの世で最も無駄だ
- 僕には友達なんていらない
- 先生なんて嫌いだ
- 掃除なんて意味がない
ただし、全編を否定的な内容だけでまとめてしまうと、場合によっては良い評価を得られない可能性があります。内容次第では読む人を不快にさせてしまうこともあるため、バランスを考えることが大切です。
そのため、感想文の中で視点を変えたり、タイトルの意見を覆すような工夫を取り入れるのがおすすめです。例えば、以下のような構成にしてみてはいかがでしょうか:
「友達なんて必要ない、と思っていた理由はこうだ。しかし、~~~という出来事を経験し、その考えが変わった。やはり友達は大切だと思う。」
このように、最初に提示した否定的な意見を一度掘り下げ、その後で視点を変えてまとめることで、説得力のある感想文を仕上げることができます。読者を引き込むインパクトと、読み応えのある内容を両立させてみてください!
まとめ:読書感想文のタイトルで伝える工夫を
読書感想文のタイトルは、内容の第一印象を決める重要な要素です。シンプルな表現から、テーマや著者名を活かしたもの、疑問形や否定的な表現でインパクトを与える方法など、さまざまなアプローチが考えられます。
- シンプルなタイトル:本のタイトルを活用して簡潔にまとめる
- テーマを活かす:友情、感謝、夢、平和など、読んだ本のテーマを題材にする
- 感想をそのまま:本を読んで感じたことを素直に表現する
- 主人公や著者名を取り入れる:本に関わる人物名を題名に使い、独自性を出す
- 疑問形で目を引く:読者が「なぜ?」と思うようなタイトルを工夫する
- 否定的な表現でインパクトを:視点を変え、最後にポジティブなまとめを付け加える
どの方法を選ぶにしても、タイトルと感想文の内容が一貫していることが大切です。題名が読む人の興味を引き、その後の文章でしっかりと自分の考えを伝えることで、魅力的な感想文を完成させられます。
自分に合ったタイトルの付け方を見つけて、他の人とは一味違う読書感想文を作り上げてみてください!
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